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2021年11月2日【お客様の声】繊維製品向けのプレス加工

「こだわりの金型で、明日をつくる」南雲製作所の舟見です。

先日、ある展示会で名刺交換したお客様からこんな問合せをいただきました。

「製品の切断加工をしているが、切れ残りが多くて後処理が大変。不具合が出るたびに刃先を掃除したり、調整したりするので手間も多くコストがかかっている。何とかならないか。」

詳しくお伺いすると、繊維材料を製品の形をした刃物で切断加工されているとのことで、切断の際の切れ残りや毛羽に悩まれていました。このような状態では、製品用途上に問題があるため、現象が起こる度に生産ラインを止めてメンテナンスを行ったり、手作業で後処理をしたりととても手間がかかっている状態でした。いろいろな解決方法を検討される中で、「高精度プレス金型で何とかできないか」とお声がけいただきました。

一般的に金型によるプレス加工というと金属製品のイメージが強いですが、当社では鉄・アルミといった金属製品以外にも樹脂を含む複合材フィルム用や繊維シート用の金型製作の実績がありました。そのことをお伝えしましたところ、内容に驚かれたとともに、「もしかしたら当社の製品も打ち抜けるかも」とご期待いただけました。一方で、これまで高精度プレス金型を導入されたことが無く、また決して安くはない価格のため導入に大きな不安を抱えていらっしゃいました。

そこで私たちは実際に使用している材料をお預かりして、金型を試作し、当社の設備を用いて試打ちを行いました。最終的に3パターンのクリアランスで打ち抜き、その状態をマイクロスコープで調査した結果を報告書とプレゼンテーションという形でご提案いたしました。

その報告書をご覧いただいたことで、「これなら製品品質を安定させつつ、ランニングコストを削減できそうだ。さっそく使ってみたい!」とご決断いただきました。現在は試験運用中ですが、特に支障なくご使用いただいているということです。

プレス加工ができるのは、金属製品だけじゃありません。

工場の生産性向上や、改善に向けた新しいアプローチ方法をお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。そのお悩み、プレス加工で解決できるかもしれません。

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