技術コラム

Column

2021年4月29日入子交換時の立ち上げ調整を3分の1にした金型

こんにちは、南雲製作所の舟見でございます。
金型屋のつぶやきをご覧頂き誠にありがとうございます。

今回は入子交換の際にシム調整が不要になった事例をご紹介致します。

ある精密部品メーカー様は金型の入子交換をした際に角穴が拡大してしまい再現性が出ないとお悩みでした。精度を担保するためには微妙なシム調整をしなければなりません。クリアランスの調整は非常に手間がかかりますし、難しい作業です。とはいえ、金型も消耗品だからどこの工場でもそんなものだ、と思っていらっしゃいました。しかし、実際問題として調整に3日は要しているのが実態で、そこが工場の生産性における一つのボトルネックでした。

そこで、入子交換の際に微妙なシム調整を不要にして手間を削減しながらもしっかりと精度を担保する方法について当社からご提案差し上げました。「そんなことが実現出来るなら」ということで提案を受け止めて頂きましたので、営業・技術・製造が力を合わせてお客様の問題解決に立ち向かいました。

そうして完成した金型、調整の手間を大きく削減して立ち上げ日数を3分の1に削減、更には型の長寿命化まで実現しました。メンテナンス時間が大きく削減出来たので、その分工場の生産性を大きく高めることに成功しました。

入子交換における再現性の向上をいかにして実現したのか、資料にまとめましたので是非ご覧頂ければと思います。下記フォーム送信をして頂ければすぐに資料をお送りしますので是非ご覧ください。

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